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2022.10.25

本格的アメリカンバーベキュー

豚の丸焼き

発祥の地はどこ?BBQの奥深い歴史を知ろう

バーベキューの定義

バーベキューとは主に「炭や薪などを使用して火をおこし、肉や野菜、魚介類などをじっくりと低温で焼く料理」のことを指します。
本来のバーベキューでは、半日以上かけて豚の丸焼きを調理することを定義としています。

バーベキューの語源と歴史について

バーベキューの語源はスペイン語で「barbacoa(バルバコア)」といい、バーベキューを意味するようです。
この「バルバコア」という語はタイノ語の「バラビク(丸焼き)」に由来しているとのこと。
タイノ語は西インド諸島に住むタイノ族が使用していた言語です。

起源について、この先住民であるタイノ族が「直火に当たらないよう生木で組んだプラットフォームを使って調理している」のをスペインの探検家が見たことに由来しているようですが、調理法がアメリカまで伝達した真意についてはたくさんの推測があるようです。

バーベキューの主役は『豚肉』だった

バーベキューの定義で前述したように、本来のバーベキューでは『豚の丸焼き』を半日以上じっくりと火を通して調理することを差しています。
その調理法がヨーロッパ人によってアメリカ大陸に持ち込まれたとのこと。

当時、アメリカの南部に位置するテキサス州では牛の生産量が盛んだったこともあり豚肉よりも牛肉をバーベキュー時に使用していました。それにより、アメリカンスタイルが確立され今日のバーベキューでは牛肉が一般的に使われる食材として定着しているようです。
※参考『Wikipedia』

アメリカンバーベキューは何が違うのか

日本式バーベキューとの大きな違いとは?

日本のバーベキューでは薄い焼肉用などのお肉を短時間で焼きながら食べるのが一般的です。
この調理法は『グリル』と言われ、アメリカンバーベキューとは異なり『コリアンバーベキュー』などと呼ばれたりします。

一方、アメリカンバーベキューでは下味をつけた肉塊をふた付きのグリルなどで長時間かけて低温調理をしていきます。
調理法に煙で食材を燻す『スモーク』や炙り焼き、蒸し焼きにする『ロースト』などが一般的に用いられます。
本格的なバーベキューを行う場合、15時間以上かけて調理するところもあるようです。
肉塊は長時間かけて低温調理することにより肉汁がしっかり閉じ込められジューシーで柔らかく焼き上げることができます。
また、アメリカンバーベキューでは調理に時間がかかるため焼きながら食べる日本式とは異なり、調理済みのものを切り分けてきちんとお皿に盛り付けていただきます。

腕前を活かせる本場のBBQ世界大会

バーベキュー発祥の地であるアメリカでは毎年大規模のBBQ世界大会が開催されているのをご存知でしょうか?
公式の世界大会ということもあり、毎年世界中から参加チームが集まり凄まじい盛り上がりをみせるようです。

最大級のイベントはカンザス州の「アメリカン・ロイヤル」。
続いて、ヒューストンの「ライブストック」、テネシー州で催される「Memphis in May(メンフィス・イン・メイ)」です。
そして、各コンテストの優勝チームによって世界選手権を競う「ジャックダニエル・ワールドバーベキュー・チャンピオンシップ」です。
ここで世界一のBBQチャンピオンが決まります。優勝チームには、チャンピオン称号に加え10万ドルほどの賞金を獲得できるそうで、活気づくのも当然ですね。
この4大会はアメリカの中でもとても有名な大会とされています。

日本では、2006年に「日本バーベキュー協会」という団体が設立されており、上級のインストラクター率いる「BBQ SHOGUN」チームが世界チャンピオンを目指し参加しているようです。
BBQ王GROUP代表も日本バーベキュー協会に参加しており、上級インストラクターの資格を所有しています。

アメリカンバーベキューに欠かせないもの

ピーマンは一番好き嫌いが分かれやすいですが、一年中お手頃な価格で手に入るため主婦の方などには特に魅力的な野菜のひとつですよね。バーベキューで使用する際は、予めオリーブオイルなどを塗り、丸焼きにすると甘みも増すため美味しくいただけます。焼く時は、しっかり膨らむまで焼くのがポイントです。

本格的に楽しむためのおすすめアイテム

・ふた付きチャコールグリル
アメリカでは庭の広い一軒家がほとんどなためバーベキューを日常的に行うところが多く、一家に一台バーベキューグリルが置いてあるようです。
日本とは違い、肉塊を使用するので低温でじっくり調理ができるふた付きのグリルは欠かせません。また、チャコールグリルは主に木炭を使用しますが、ガスグリルは点火が簡単に行えるので手間を省きたい方にはおすすめのアイテムです。

・スモークチップ、スモークウッド
前述したようにアメリカンバーベキューでは主にローストやスモークなどの調理法を用いることが多いためスモークチップやスモークウッドは欠かせないマストアイテムのひとつとなってきます。スモークチップとスモークウッドは燻製方法によって使い分けていきます。スモークチップの場合は食材を炙りながら燻しますが、スモークウッドは食材の水分を飛ばしながら燻していきます。
基本的な使用方法は火のついた炭の上にスモークチップなどを置き網の上で食材を燻していきます。
燻している間は必ず蓋を閉め温度調整に気をつけましょう。

・チャコールブリケット(豆炭)
炭にもたくさんの種類がありますが長時間調理する場合におすすめなのがチャコールブリケットです。
この炭は一定の燃焼温度を保つことができるためステーキや肉塊などの調理に最適です。
着火の際に煙や臭いが気になるといったデメリットもありますが、火がつきやすいため一度着火すると2時間ほど燃焼し続け、少量の炭でバーベキューを楽しめます。

・チムニースターター
チムニースターターは火おこしをスムーズに行うためのアイテムです。
日本でもよく使われているアイテムなのでご存じの方もいらっしゃると思いますが、アメリカでは調理に時間をかける分、火起こしなどの準備を効率よく短時間で済ませるためにも必要となってきます。
使用方法も簡単で、網の上にチムニースターターを置き火の付きやすい新聞紙を入れ炭をその上に入れます。
下穴からライターなどで着火し待つだけなので初心者の方にもおすすめのアイテムとなります。

おすすめ海外アウトドア用品ブランド

・WEBER
『WEBER』はバーベキューグリル専門のメーカーです。
日本でも大変人気があり、キャンパーやバーベキュー愛好家など多くの方が使用しています。
WEBERのバーベキューグリルには効率よくバーベキューを楽しむための機能が充実。
ふた付きのグリルからは煙がもれにくくオーブンと同じような仕組みに設計されているのが特徴です。
そのため、ベランダや庭先でもお肉を美味しく焼き上げることができます。
WEBER独自で仕上げたデザイン性と錆にも強い耐久性を活かし多くの方に愛用されているブランドのひとつ。
初心者の方も安心して使用できるため、本格的なアメリカンバーベキューを楽しみたい方におすすめです。

・Coleman
「Coleman」は国内でも認知度の高いアウトドアブランド用品の総合メーカーです。
アメリカで「ガソリン式ランタン」が開発された当初から知名度が広がり、その歴史は40年以上前に遡ります。
その歴史から現在に至るまで、多くのキャンパーに愛され続けられている理由は安定した品質とその機能以上のコストパフォーマンスが挙げられます。
初心者でも使いやすいように設計されデザイン性が魅力的な商品をお手頃な価格帯で購入できる優れた商品をたくさん取り扱っています。

・CHUMS
「CHUMS」はブービーバードというカツオドリのロゴが印象的なアウトドアファッション&キャンプグッズを取り扱うブランドです。
可愛らしいロゴとともにカラフルでデザイン性の高い商品が多く、たくさんの方に好まれているブランドのひとつです。
アウトドアファッションはもちろんのことキャンプグッズも豊富に取り揃えられているためキャンプ用品をお探しの方はぜひ「CHUMS」の商品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

・BORETTI
「BORETTI」はスタイリッシュなデザイン性と洗練された黒いボディが特徴のイタリア製チャコールグリルです。
一般的な金網グリルとは違い、鋳鉄を使用したグリルとなっており耐久性や微熱性に優れています。
長時間食材を熱する場合、温度調整や空気の流入の管理も調整できるため旨味をしっかりと引き出し味わい深い料理を堪能できます。

【アメリカンBBQ料理】おすすめレシピ3選

本格的テキサスBBQ「ブリスケット」

ブリスケットとは牛肉の部位のひとつである肩バラ肉を表します。
肉質は硬めなので本場アメリカでは網の上でスモークしながら長時間かけてじっくり調理します。
主な材料は、牛肩バラ肉と塩、黒胡椒、カイエンペッパーなどを合わせたシーズニングになります。
シーズニングは加える材料に個人差があるためお好みに合わせてみても良いでしょう。
また、焼く時にオリーブオイルや野菜、ローズマリーなどを一緒に焼くと香味付けとなり美味しく仕上がります。

最初にお肉(2kg)の下処理をしたらシーズニングを塗り込みます。
予め約180〜200度に温めておいたグリル網の上に置き、1〜2時間ほどじっくり焼いていきます。
火が通ったら一度取り出してアルミホイルで包み、約130度の熱で最短2〜4時間ほど火を通したら完成です。

ジューシー&スパイシーな「プルドポークバーガー」

プルドポークは英語で「Pulled Pork」と書き「引裂いた豚肉」という意味になります。
豚の肩肉を低温でじっくりスモークしたり蒸していくアメリカでは定番のBBQ料理のひとつです。
十分に火を通したお肉にソースを絡めたら仕上がります。
材料は、豚肩ロースとシーズニング(塩、ブラウンシュガー、パプリカパウダー、チリパウダーなど)、BBQソースです。
ブリスケットと同様に玉ねぎなどの野菜を入れるとより美味しく仕上がります。
作り方は最初に豚肩ロースの下処理を行いシーズニングを塗り込んでいきます。
バーベキューグリルに炭、スモークチップなどの準備をし炭の横に水の張った容器を置いておきましょう。
130度の温度で約7時間ほどじっくり焼きます。火が通ったらグリルから取り出してフォークなどを使い細かく裂き、BBQソースを絡めたら完成です。あとは、バンズにレタスやトマトなどと一緒に挟んだらプルドポークバーガーの出来上がりです。

デザートに最適な「スモア」

スモアはアメリカのキャンプでは定番のデザート。
焼きマシュマロとチョコを挟むだけなので簡単に仕上がりお子さんがいらっしゃるご家庭などにおすすめです。
主な材料は、グラハムクラッカー、板チョコレート、マシュマロの3つです。
作り方もシンプルなので簡単に説明していきます。

まずマシュマロに串などを刺し、軽く焦げ目がつくまで火を通します。
グラハムクラッカーの上にお好みのサイズに割った板チョコレートと焼いたマシュマロを置き、上からもう一枚別のグラハムクラッカーでサンドして完成です。
近年では、グラハムクラッカー以外にトーストなどの市販のパンやお菓子に挟んでいただくといったアレンジを効かせたものも流行っています。
バーベキューの締めにぜひチャレンジしてみてください。

アメリカンスタイルのBBQを最大限に楽しもう

今回は、アメリカンスタイルのバーベキューについてご紹介しました。
私達が日頃親しんでいるバーベキューも奥が深いことを実感できたのではないでしょうか。
日本とは焼き方なども異なるため違った視点でバーベキューを楽しめます。
本格的なバーベキューは手間もかかりますがその分美味しく上品なバーベキューを楽しめるでしょう。

参考サイト
https://www.captainstag.net/outdoor-life/topics/bbq-grill-2
https://foodclip.cookpad.com/10728/
https://kurashi-no.jp/I0034401

「バーベキュー 発祥」
https://www.foodnetwork.com/grilling/grilling-central-barbecue/best-backyard-barbecue-recipes
https://www.themeatguy.jp/ja/cookingstudio/recipe/01_pulledpork
https://www.allrecipes.com/recipes/88/bbq-grilling/

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