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2023.01.10

インパクト絶大! ビアチキンをBBQで楽しむ!

ビアチキン

アウトドアがブームとなりSNSが無くてはならないものになっている今の時代。身内でただ肉を焼いて楽しむだけだったバーベキューは過去のものとなり、バーベキューであっても外に発信する際の「映え」を意識せざるを得なくなっています。

そこで重要となってくるのが何よりもインパクトの強さ。ですが映えるメニューは自然と凝ったものが多くなり、作るのに手間がかかってしまいます。
【コラム記事:ただ食材を焼くだけじゃつまらない。盛り上がる料理シリーズ

でもバーベキューでは出来るだけ手間のかかる料理はしたくない、そんな方もいらっしゃると思います。そんなジレンマを解決してくれるのが簡単かつ見た目のインパクトでは最強クラスのインパクトを誇るバーベキューメニュー、ビアチキンです。

 

ビアチキンとは

ビアチキン、あるいはビア缶チキンと呼ばれるアメリカ発祥のアウトドア料理。その名の通りビールの缶を丸鶏に突き刺して焼くという非常に豪快な料理で、ビール缶の上でこんがり焼けた丸鶏はインパクトという点では他の追随を許しません。

熱せられたビールの蒸気によって肉はジューシーでふんわり、外の皮はパリッと仕上がり、安い肉でも非常に美味しく食べられるということで最近非常に人気が出ているメニューです。

 

ビアチキンのここが最高

食べごたえがある

鶏をまるごと一羽使用するビアチキンはもちろん食べごたえ抜群。複数人でのバーベキューでも一人一人が十分な量を食べることができます。しかも胸肉やもも肉など色々な部位が全て揃っているので好みに合った鶏肉を楽しむことができます。

見た目のインパクトが最強

ビアチキンはとにかく見た目のインパクトがものすごい料理でもあります。丸鶏というだけでもそうそうお目にかかるものではありませんが、さらにそれがコンロの上でビール缶を突き刺された状態で焼き上がっているというのは若干非現実感すら伴う衝撃的な絵面。

食べごたえだけでなく「映え」という観点からしても非常に優れたメニューと言えます。

美味しい

ビアチキンの肉は内部をビールの蒸気で蒸し焼きにされるためふっくら、外側の皮はコンロで焼かれてパリパリになります。パリッとした歯ごたえの皮と柔らかい肉のコントラストが絶妙で、しっかりとスパイスを染み込ませることができていればそのままでも美味しく食べることができます。

 

ビアチキン作りに必要なもの

丸鶏

バーベキュー時やクリスマスならまだしも、普段の生活では中々使用する機会の無い一羽丸ごとの鶏肉です。ビアチキンに必要とは言ってもスーパーなどではたまに見かけますが、あまりどこででも売っているというものではありません。

ビアチキンをするつもりで計画を立てたけど肝心要の丸鶏が見つからないなんてことのないよう、あらかじめ売っている店を見つけておくなり通販しておくなりしておきましょう。

スパイス

スパイスはバーベキューでは必須アイテムですので、持っていないということはないでしょう。ですがビアチキンをするにあたっては丸鶏にすり込むために結構な量のスパイスが必要になりますので、できれば多めに用意しておきましょう。

どんなスパイスを使えばいいかわからない時は「ほりにし」や「クレイジーソルト」などの定番品を選んでおけば問題有りません。美味しいスパイスをしっかり擦り込むことがビアチキンを美味しく仕上げるコツの一つです。

蓋付きバーベキューコンロ

バーベキューでもどこでも丸鶏を使った料理をしたことがある方ならおわかりいただけると思いますが、丸鶏はとにかく火を通すのが大変です。そこで活躍してくれるのが蓋のついたバーベキューコンロ。密閉した状態で焼くことで全方向から丸鶏をしっかり加熱してくれます。

蓋付きのコンロが無い場合でもアルミホイルで包んだり、一斗缶や金属バケツなどをかぶせたりすることで同じような状態を作り出すことができます。

ビアチキンスタンド

ビアチキンを作る時に用意しておきたいのがビアチキンスタンド。ビアチキンスタンドが無くても作れなくはありませんが、丸鶏を使うためそれなりの重量になってしまうのでビール缶だけでは不安定になってしまいます。

焼いている最中に丸鶏が倒れてコンロから転がり落ちてしまうような悲劇が起きないようにビアチキンスタンドは忘れず用意しておきましょう。

ビール缶

用意するというほどのものではありませんがビアチキンなので当然ビール缶が必要になります。中身も必要になるのビール好きの方はうっかり全部飲んでしまうことのないように注意してください。

ちなみに使用するビールによってやはりビアチキンの出来上がりの風味が変わってくるそうです。ビアチキンを一番美味しくしてくれるビールを探すのも楽しいかもしれません。

ビニール手袋

スパイスを擦り込んだりビール缶に刺したりと、生の丸鶏を処理する関係上、衛生的な観点からビニール手袋は必須です。

 

ビアチキンの作り方

【材料】
■丸鶏・・・・・・・・1羽
■スパイス・・・・・・適量
■オリーブオイル・・・適量

【作り方】
1.丸鶏を下処理する。お腹の中に残った内臓をしっかりと取り除き、余分な脂肪もある程度取っておく。中を流水できれいに洗い、水気をしっかり拭き取る。火が通りやすいようにフォークで刺して穴を何ヶ所か開けておく

2.お腹の中も含めてスパイスを丸鶏に入念にすり込む。ちょっと多すぎるくらいが目安。ここから一晩寝かせれば味がしっかりと染み込むのでオススメ。

3.中身を半分程度まで減らしたビールと丸鶏をスタンドにセットする。首の部分に穴があるタイプの丸鶏の場合は蒸気が逃げないようにアルミホイルを詰めるなどしてふさぐ。

4.コンロにセット。火力に注意しながら適宜焼け具合を確認しつつ焼く。バケツや一斗缶などで蓋をしている時はダッチオーブンのように火の付いた炭を上部に置くのも有効。

5.鶏肉を串などで刺してみて、刺した串が冷たくならず、鶏肉から赤い汁が出なくなれば焼き上がり。

 

ビアチキンの危険性と対策

ビアチキンは危険?

ビアチキンに関して調べるとビアチキンの健康への有害性を訴える記事が出てきます。本来高温で熱することを想定していないビール缶を熱することで缶のプリントやコーティングが溶け出し、それらが鶏肉に移ることで食べた際に一緒に摂取してしまうというものです。最近では同様の理由でキャンプなどで缶詰を直火で焼く行為に対しても警鐘が鳴らされました。

缶詰を直火で料理することで健康を害する恐れがあることは「公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会」も注意喚起しています。
「公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会」缶詰の直火かけ自粛のお願い

ビアチキンを安全に楽しむには

ビアチキンの危険性に関しては大した頻度で食すわけではないので問題無いとする向きもありますが、全く有害でないと言えない以上やはり何らかの対策をしたいところです。そこで最も簡単かつ確実な対策がビアチキンをする時にビールの缶を使わないということです。ビールの缶の代わりにコーティングやプリントの施されていないステンレスのマグカップなどを使用すれば安全にビアチキンを作ることができます。

また昨今のビアチキンの人気を受けてビアチキン専用のグリルが販売されているので、ビアチキンスタンドの代わりにそちらを使用すれば安全かつ簡単にビアチキンを作ることができます。

 

まとめ

食べごたえもあり見た目にもインパクト抜群のビアチキンは、手間がかからない割に食べる面でも映えの面でもバーベキューで大活躍してくれる料理です。いつも飲んでいるビールを一本我慢してビアチキンを作り、バーベキューを大いに盛り上げましょう。

参考サイト
https://happycamper.jp/_ct/17335867
https://hinata.me/article/1192012239653605731

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