BBQにおすすめの野菜とは?選び方や調理方法を解説
BBQといえば屋外で肉を焼くイメージがありますが、野菜も欠かせない名脇役といえます。
BBQに適した野菜を揃えることで、栄養バランスを整えやすくなり、野菜が好きな人の満足度も高まります。
では、BBQにはどんな野菜が適しているのでしょうか?
今回はBBQにおすすめの野菜12選をピックアップして、おすすめの理由を一つずつ紹介します。
また、BBQの野菜は下ごしらえ次第で美味しさを引き立たせることもできます。
そこで、BBQにおすすめの野菜と下ごしらえのポイントについても解説します。
目次
BBQに合う野菜の選び方
BBQに合う野菜の選び方として、3つのポイントを紹介します。
もちろんこれらのポイントに当てはまらない野菜であっても、好きな野菜やぜひとも焼きたいと思う野菜があれば、それを織り交ぜても問題ありません。
下ごしらえが簡単な野菜を選ぶ
野菜の種類によっては、BBQの前に下ごしらえをしておく必要があります。
例えばなすやじゃがいもなどはそのまま焼いたり、ホイルに包んで焼くこともできますが、かぼちゃや長ねぎといった野菜は事前にカットしておくなどの下ごしらえが必要になります。
BBQで準備する野菜の種類が多くなるほど、手間のかからない野菜を選びたいところです。
そこで考慮したいのが、下ごしらえの有無と簡単さです。
下ごしらえが不要な野菜はもちろん、下ごしらえが必要になるとしても簡単にできるものを選ぶのが良いでしょう。
旬の野菜を選ぶ
どの野菜にも、旬の季節があります。
旬の野菜は価格が安く栄養価も高いため、BBQ以外の食事でも重宝されます。
BBQのベストシーズンである夏であれば、なすやとうもろこし、ピーマンなどの夏野菜が旬を迎えるため、これらの野菜を積極的に採り入れるのが良いでしょう。
冬であればかぼちゃや大根、ブロッコリーなどがおすすめです。
火の通りやすい野菜と通りにくい野菜を両方揃える
野菜の種類によって、火の通りやすさには差があります。
火が通りにくい野菜ばかりを揃えてしまうと、野菜が焼けるまでに時間を持て余すことになります。
そこで、火が通りやすい野菜とそうではない野菜の両方を揃えるのがおすすめです。
こうすることで、火が通りやすい野菜を楽しみながら火が通りにくい野菜が焼けるのを待つことができます。
火が通りにくい野菜の代表格は、さつまいもです。
BBQの火を使って焼き芋を作るのは醍醐味といえますが、火が通るのに1時間程度かかるため、他の野菜や肉などを焼いて楽しみながら焼き芋ができあがるのを待つのも楽しみの一つです。
BBQにおすすめの野菜
それでは、BBQにおすすめの野菜12選を紹介しましょう。
1つずつ、おすすめの理由と調理方法について解説します。
とうもろこし
とうもろこしは見た目の鮮やかさや、焼くことで甘みが増す性質など、BBQにおすすめの理由がたくさんあります。
生の状態で焼くのであれば、皮がついたまま炭火に載せます。
皮をむいた状態で焼くのであれば内部に火が通る前に表面が焦げてしまうので、事前に下ゆでしてから焼くと、ちょうどよい仕上がりになります。
そのまま焼いて食べてもおいしいですが、醤油を塗って少し焦がして食べると香ばしくなり、BBQらしい美味しさを引き立たせることもできます。
とうもろこしを焼く際には、一方向だけが焼けてしまわないよう、網の上で時々向きを変えます。
焦げ目を楽しみたい場合は焦げ目がつくまで焼きますが、あまり焦げ目がない焼き具合にしたい場合は、表面にわずかな焦げ目がついた時点で焼き上がりとします。
このように焼き加減を調節することで、さまざまな好みに合わせた「焼きとうもろこし」ができます。
なす
夏野菜の代表格ともいえるなすは、BBQシーズンである夏に旬を迎える野菜です。
BBQコンロの炭火で焼くことによって旨味が引き立ち、またなす独特の滑らかな食感を楽しむことができます。
そのまま焼いても美味しいですが、なすは脂分を吸収しやすい野菜なので、BBQの主役ともいえる肉類と合わせて食べると肉の旨味が引き立ちます。
なすの頭部分は硬いため、焼く前にこの部分を切り落とします。
そして斜めに包丁を入れてお好みの厚さにスライスして炭火の上に載せるのが定番の焼き方です。
なお、スライスにせずそのまま焼くこともできます。
その場合は熱と中身の膨張によって破裂する恐れがあるため、数ヶ所に穴を開けておくと良いでしょう。
玉ねぎ
BBQで用いる野菜としては定番といえるのが、玉ねぎです。
玉ねぎはビタミン類や食物繊維を多く含んでおり、効率良く野菜の栄養を摂れるため、ぜひともBBQに加えたい野菜です。
繊維に対して横に切り、輪切りのようにして炭火で焼くのが手軽な調理方法ですが、そのまま焼いても食べられます。
そのまま焼く場合は外側の皮をむき、アルミホイルで包んで炭火で焼きます。
丸ごと焼いた玉ねぎはトロトロとした食感と甘みを楽しめるため、BBQらしい食べ方としておすすめです。
アルミホイルで包むと見ただけでは焼け具合が分かりづらいので、爪楊枝や竹串を挿してみて硬さを感じないようであれば、火が通っています。
輪切りにして焼く場合は、焼けることで玉ねぎがバラバラになってしまうため、爪楊枝や竹串を使って固定すると、焼いても形が崩れにくくなります。
しいたけ
数あるキノコ類の中で、しいたけはBBQで用いられることの多い定番の野菜です。
さまざまな形のしいたけが売られていますが、肉厚で傘が大きめのものがBBQ向きです。
なぜなら、BBQの炭火で焼くとしいたけは若干縮むため、元が小さいしいたけだと食べるところが少なくなってしまうからです。
しいたけは炭火で焼くと香ばしさや旨味が引き立つため、しいたけそのものをステーキのように楽しむのも良いでしょう。
BBQでしいたけを調理する方法は主に二つあります。
1つは、石づき(キノコが樹木や地面に接していた部分)を切り落として丸ごと焼く方法です。
しいたけは熱を加えると中の水分が外に出る性質があります。
しいたけの水分には旨味が含まれているため、丸ごと焼く場合は傘を逆さにして水分を逃がさないようにして網に載せます。
また、しいたけは焼きすぎると水分が抜け、干ししいたけのような食感になります。
こうなると旨味も損なわれるため、少し水分が浮いてきたと思った時が食べ頃です。
もう1つ、しいたけを一口サイズにカットして他の野菜や魚介類などと一緒にホイル焼きにするのもおすすめです。
この場合、しいたけの他には玉ねぎやにんじんなどの野菜を合わせると良いでしょう。
とても活用の幅が広く、焼くことで香りや旨味が引き立つしいたけは、BBQにぜひ加えたい野菜です。
じゃがいも
じゃがいもは火を通すとホクホクとした食感を楽しめますが、ホクホクの状態になると形が崩れやすいため、BBQで使用する際にはひと工夫が必要です。
おすすめの調理法は、ホイル焼きです。
じゃがいもを洗って湿らせた新聞紙で一度包みます。
そしてアルミホイルで包んで炭火で焼きます。
炭火で焼く場合は一気に火を通すのではなく、弱めの火でじっくり火を通していくイメージで焼くのがポイントです。
あまり強い火で焼いてしまうと中に火が通る前に表面が焦げてしまい、均等の取れた焼き方になりにくくなります。
複数枚のアルミホイルでしっかりとじゃがいもを包み、網の上ではなく炭の中に入れる焼き方もあります。
この場合は特に焼きすぎに注意する必要があるため、アルミホイルは厚めにして炭の中心よりも少し端のところでゆっくり焼くと良いでしょう。
ピーマン
焼くことで苦みと旨味がうまく引き立ち、BBQらしい食べ方ができるピーマン。
肉との相性も良いため、BBQに加えたい野菜の1つです。
ピーマンは縦に2つにカットして、網に載せて焼くのが定番です。
もちろんそのまま焼いても構いません。
ピーマンの中には種がありますが、炭火の遠赤外線で焼くと中の種にも火が通り、美味しく食べられるようになります。
ししとうのように小さなピーマンの場合は切らずにそのまま焼くか、数個を1本の竹串に挿して焼くとバラバラにならず焼きやすいと思います。
また、ピーマンを焼く直前にオリーブオイルを塗っておくと焦げにくくなり、ピーマンの水分やジューシーさを保持しやすくなるのでおすすめです。
これはピーマンに限らず、BBQで野菜を焼く際に覚えておきたいコツの1つです。
アスパラガス
アスパラガスは、BBQで焼く前に下ごしらえが必要です。
まず、アスパラガスの根元にある硬い部分は焼くと食感が悪くなるため、切り落とします。
手で触ってみて根元以外の皮も硬いと感じたら、ピーラーを使ってむいておきましょう。
硬い部分を取り除いたら、下ゆでをします。
鍋で水を沸騰させておき、そこにアスパラガスを入れます。
数分間ゆでたら取り出し、冷水に入れます。
ゆでた後で冷水に入れることによって、食感や色が保持されます。
そのまま焼いてもおいしいですが、ベーコンで巻いてアスパラベーコンにするのもおすすめです。
ベーコンや豚バラ肉で巻いた状態の下ごしらえをしておいて、BBQ当日にはそれを網で焼きます。
ベーコンを使わない場合は味がないため、塩コショウとオリーブオイルを使って少し味をつけると食べやすくなります。
かぼちゃ
焼くことでホクホクとした食感と甘みを楽しめるかぼちゃも、BBQに加えたい野菜の一つです。
かぼちゃには種があるため、真っ二つに切ってそれを取り除きます。
切り方はお好みで問題ありません。
よく見られるような三日月形に切っても良いですし、かぼちゃの煮つけのように一口サイズに切って焼いても良いでしょう。
表面に焦げ目がついて、身の部分が柔らかくなってきたら食べ頃です。
かぼちゃは焼きすぎると硬くなるため、薄く焦げ目がついたら食べるか、網の端に寄せて加熱を調整するのがコツです。
キャベツ
ここで紹介している野菜のうち、焼くだけでなく生で食べられるのがキャベツの特徴です。
肉を食べて脂が多いと感じたら生で食べてもいいですし、少し炙るように網で焼いても美味しく食べられます。
生で食べるよりも焼いたほうが甘みが強くなるため、BBQでは少し焼いて食べるのがおすすめです。
BBQらしい食べ方として知っておきたいのが、キャベツのホイル焼きです。
キャベツを丸ごとアルミホイルで包み、そのまま炭の中に入れます。
この際、焦げすぎないようにアルミホイルを何重にも巻いておくことをおすすめします。
数十分焼くと中のキャベツに火が通り、ホクホクした食感を楽しむことができます。
長ねぎ
長ねぎには体を温める成分が含まれているため、秋や冬など寒さを感じる時期のBBQにおすすめです。
長ねぎをそのまま焼いて食べる場合は、表面の皮に焦げ目がついてきたら食べ頃です。
表面の皮は焦げて硬くなっているため取り除き、中の火が通ったねぎを食べます。
ハサミを用意しておいて、食べやすい大きさにカットするのが良いでしょう。
ししとう
ししとうは種類や時期によって大きさが異なりますが、BBQで使用するには大きめのししとうを選ぶのが良いでしょう。
事前に洗うだけで、BBQではそのまま焼くことができます。
火を通すとヘタの部分も食べられますが、好みではない場合はヘタ以外の部分を食べます。
表面に黒い焦げ目がついてきたら食べ頃で、あまり焼きすぎるとひからびたような状態になるため、いわゆる「レア」の焼き加減で食べるのがおすすめです。
ニンニク
肉類との相性が良く、食欲を増進してくれるニンニクは、BBQでも定番の野菜です。
ニンニクはアルミ皿を使って焼くのがおすすめの調理用です。
事前に皮をむいて1つ1つバラバラの状態にしておきます。
それをアルミ皿に入れ、アルミ皿にはごま油と塩コショウを入れます。
アルミ皿ごと網に載せて、炭火でじっくり焼きます。
するとごま油で揚げたような状態になり、ホクホクのニンニクが出来上がります。
しっかり火を通すと臭いもそれほど気にならないため、安心して食べられます。
BBQで野菜をおいしく食べるための下ごしらえ
野菜の種類によっては、BBQの前に下ごしらえが必要です。
下ごしらえが必要な野菜を用意する際に知っておきたい、下ごしらえのポイントを解説します。
大きく厚めにカットする
BBQ当日は食べやすい大きさにカットするのが基本ですが、やや厚め・大きめに切るのがポイントです。
というのも、BBQで使用する炭火は火力が強く、炭全体に火がつくとかなりの高温になります。
ほとんどの野菜は焼きすぎると食感が悪くなったり、野菜そのものの美味しさが損なわれます。
そのため、焼きすぎや焦げすぎを防ぐ意味で、少し厚めに、少し大きめにカットするのが良いでしょう。
焼き串を活用する
焼き串は、BBQで野菜を焼く多くの場面で活躍します。
ししとうなどの小さな野菜を焼く際にはいくつかの野菜を1つにまとめて焼くことができますし、玉ねぎのように焼くことで身がバラバラになりやすい野菜の場合はそれを防ぎます。
また、焼き串で野菜をひとまとめにしておくと、裏返して反対側を焼く際にも便利です。
金属製の焼き串を使っても良いですが、ない場合は竹串でも代用できます。
ただし、竹串は炭火によって熱されることによって竹串自体が焼けることもあるため、網に載せる際の場所選びや火加減に注意が必要です。
オリーブオイルを塗っておく
野菜にオリーブオイルを塗ってから焼くのは、BBQでは定番のコツです。
オリーブオイルを塗っておくことによって焦げすぎを防ぎ、焼けた際の野菜のツヤも良くなります。
野菜の水分には旨味や栄養素が多く含まれていますが、焼くことによってそれが流れ出しやすくなります。
オリーブオイルを塗っておけば水分が流れ出るのを防ぐこともでき、より美味しく食べられるでしょう。
BBQで野菜をおいしく焼く方法
BBQは自宅のキッチンではない場所で「焼く」という調理をするため、自宅のように設備が整っているわけではありません。
その環境でより野菜を美味しく焼くには、いくつかのコツがあります。
ここではBBQで野菜を美味しく焼く3つのコツを紹介します。
中火以下でじっくり火を通す
BBQで野菜を焼く際には、火加減に注意しましょう。
中火以下の火力でじっくり時間をかけて焼くことが大切です。
野菜は水分を多く含んでおり、加熱すると中の水分が蒸発してしまい、焦げる原因になります。
また、多くの野菜は水分の中に旨味や栄養素を含んでいるため、強い火力で焼くことによってこの水分を逃がしてしまうのはもったいないことです。
中火以下の火力で焼くのは水分の蒸発を防ぐためで、焦げるのを防ぎながら炭の遠赤外線で中までしっかり火を通すのがコツです。
なお、ピーマンやパプリカなど種を取り除く必要がある野菜であっても、丸ごと焼くことで中の種にも火が通ります。
蒸し焼きになった種は美味しく食べられるため、これもBBQならではの調理法といえるでしょう。
火加減を調節するためには、コンロの中にある炭の位置を工夫するのが良いでしょう。
すでに着火している炭は火力が強いためコンロの半分程度の場所に集め、残り半分に敷く炭の量を少なくします。
こうすることで網の半分は強火、残り半分は中火もしくは弱火となります。
野菜を焼く際には炭が少ない部分を使うことで、「中火でじっくり」が可能になります。
皮ごと丸焼き
本来であれば皮をむいて食べる野菜をBBQではあえて皮がついたまま丸ごと焼くというのも、おいしく焼く方法の1つです。
例えばとうもろこしや玉ねぎは、どちらも皮をむいて食べる野菜です。
これをあえて皮のまま焼くことで、皮がアルミホイルに近い働きをして蒸し焼きになります。
蒸し焼きにすることで甘味や旨味が引き立ち、BBQならではの美味しさを楽しむことができます。
もちろん食べる際には皮をむく必要がありますが、炭火で焼くことで皮をむきやすくなります。
蒸し焼き
アルミホイルなどを使って野菜を蒸し焼きにするのも、美味しい焼き方です。
1種類の野菜をアルミホイルで包んで焼いても良いですが、複数の野菜や魚介類などを一緒に包んで焼くと、それぞれの旨味が重なり合って美味しさが引き立ちます。
蒸し焼きにするに際にはアルミホイルの中に野菜などの具材を入れ、そこにバターやハーブといった調味料を入れておくと蒸し上がるのと同時に料理の一品が完成します。
蒸し焼きにすることで野菜の水分が出てしまうことがないため、旨味だけでなく栄養素も効率良く摂ることができます。
BBQでは名脇役の野菜を存分に楽しもう
BBQは肉を焼いて楽しむものというイメージが強いですが、実は野菜もBBQの名脇役です。
種類が豊富で楽しみ方も多い野菜を取り入れ、野菜をしっかり摂る機会にしましょう。
本文ではBBQにおすすめの野菜を12種類ピックアップして、それぞれの調理法などについて解説しました。
野菜によって調理法はさまざまで下ごしらえが必要なものもありますが、手間をかけてでも食べる野菜ばかりです。
BBQをより楽しみ、たくさんの野菜を食べられるようにこれらの情報をお役立てください。
この記事の監修者

高鶴正人(こうづるまさと)
BBQ王GROUP・CEO/代表取締役
《資格》
日本バーベキュー協会認定・バーベキュー上級インストラクター資格
福岡県バーベキュー協会 会長
食品衛生責任者資格。
《略歴》
1998年、福岡で創業、今や全国での手ぶらバーベキュー直営No1を誇ります。
《事業への思いや強味》
私達の使命はバーベキューや食という概念、フィールドを広げ、新たな価値を創出し続ける事です。
《一言》
法人様バーベキューはお任せください。

