コラム

  • TOP
  • コラム
SP版版のメインビジュアル
2022.10.25

【BBQ火起こし】初心者でも簡単・安全に火起こしを行う方法

火のついたコンロ

バーベキューを行う際に重要となる『火起こし』。
慣れていない初心者の方やあまりバーベキューを行う機会がない方にとってはとても骨の折れる作業。
この『火起こし』に手間を取りすぎてしまうと盛り上がりを損ねてしまい雰囲気も微妙に…なんてことになりかねません。
火起こしが上手くいかないがゆえに、バーベキューが苦い思い出になってしまった…そういったことにならないためにもしっかりと基礎を身につけ楽しい思い出となるバーベキューにしましょう。

事前に準備しておくもの

●バーベキューコンロ
コンロ
●木炭
木炭
●着火剤(木屑や液体着火剤など、木炭を効率よく燃やすのに便利です)
着火剤の木屑
●送風機(うちわなどでも可)
うちわ
●炭バサミ
トング
●柄の長いライター
チャッカマン
●軍手・耐熱グローブ
軍手

火起こしのポイント

どのようなアイテムを使っても、共通のコツやポイントをつかんでおくだけで簡単に火を起こすことができ、その後の作業もスムーズになります。火起こしの手間を省き、十分に楽しんでいただくためにもぜひ参考にしてみてください。

炭を煙突状に組み上げる

煙突状に組み上げておくことにより、煙突状の筒の中で上昇気流が起こり常に筒の中に空気が入り込むため、炭に火が行き渡りやすくなります。

空気の対流をつくる

上記で記述したように、筒状の炭は上手く煙突状などに組み上げておくと上昇気流が発生します。なぜこのような現象がおきるのかというと、炭の内部に小さな穴が無数にあり、その穴の中を空気が通ることによって外からの火が自然に炭の内部に入っていく「空気の対流」が起きるためです。
このポイントを抑えておくと火起こしがスムーズになるでしょう。

炭を追加する時の足し方

火起こしの中盤で全体の火力を上げるために炭を追加するのが一般的ですが、足し方を誤ってしまうと火が消える可能性もあります。
炭を追加する際は、火が着いている炭の上に長持ちする重い炭を小さく火が通りやすい状態に砕いて、山のように積み上げましょう。

炭や薪は大量に置きすぎない

子供にも人気のあるとうもろこしは糖質も高く食物繊維も豊富に含まれているためバーベキューでは主食代わりになってくれる大変便利な食材です。皮を剥いて焼くときは、事前に下茹でを行いましょう。そのまま一本焼く場合は、皮が黒くなるまで十分にコンロの中で加熱しておくと粒がふっくらと焼き上がり甘みのある美味しい焼きとうもろこしに仕上がります。

火起こし方法

新聞紙

新聞紙を使用する場合は特別な道具は不要です。コスパも良く、初心者の方でも揃えやすいので手軽に火起こしをする際にはぴったり。
ですが、失敗してしまうと時間がかかってしまうためしっかりコツを押さえておくことが重要です。

①まず、使用する新聞紙を予め棒状にねじっておきます。固めにねじっておくと燃焼時間が 長くなるため、しっかりねじっておくのがポイント。

②ねじった新聞紙をコンロの中心部分にまとめて配置します。

③次に配置した新聞紙の上や隙間に小さい炭を配置します。小さい炭をおくことによって火 が回りやすくなります。
 大きな炭は新聞紙のまわりに山のように配置しましょう。

④新聞紙に多面から着火します。上手くいけば、2分程で火が回り始めます。
 ※火がつかない場合、うちわで軽く扇いであげましょう。

⑤炎が立ち始めたらそのまま放置し、炭全体が白くなったら着火完了です。

⑥最後に組み上げた炭を平らに崩し、広げて使用しましょう。

着火剤

着火剤を使用する際は、第一に周囲に可燃性のものがないか確認しましょう。
新聞紙を使う場合に比べ送風を送る時間が必要となりますが、可燃性の高い成分が含まれているため初心者でも比較的簡単に火を起こすことができ、着火までの所要時間も5分程度です。
ですが、着火剤や固形燃料などはコスパがかかってしまうため予算を抑えたい方は、新聞紙や牛乳パックを使うと良いでしょう。

①バーベキューコンロを平らに設置し、大きめの炭をコンロの中に並べ着火剤を塗ります。

②着火剤に火をつけ、炭を「井」の形に重ねるように組んでいきます。

③炭などの状態が良くないと火が回りにくいため、送風機やうちわを使用し風を送ります。

④炭の内部まで火が回り始めたら、炭をさらに加え火力を安定させましょう。炭を追加する 際は空気の通り道を意識しましょう。

⑤火力が安定してきたら、炭を平らにまんべんなく広げて完了です。

バーナー

木炭をバーナーで炙り、直接炭に着火させる方法です。
火が着くまでバーナーで炙ることが可能なので、火起こしに時間をかけすぎてしまったといったことは防げるでしょう。おおよそ15分ほどで着火することはできますが、着火剤と同様コスパ面では中々の出費となってしまいます。近年では、火起こしだけではなく炙り料理まで作れるトーチバーナーなど様々なものがあるため用途に合わせて選択すると良いでしょう。

①バーベキューコンロの中に中心を空けるような形で小さめの炭を組み上げます。この時、 空気の通り道を意識して並べましょう。

②次にバーナーの炎を炭の中心に向け燃焼するまで着火します。

③炭の中心が燃焼し始めたらうちわなどで送風を送りましょう。炎が上がったら仰ぐのを一 旦止め、収まったらまた軽く仰いであげましょう。これを繰り返し行い、炭全体に火が着 いたらコンロ全体にまんべんなく炭を広げましょう。

火おこし器

火おこし器を使用する場合は、他に新聞紙や固形燃料が必要になります。新聞紙だけを使う場合に比べ、大幅に時間を削減できますし、放っておくだけで炭に火が回り着火してくれる構造となっているので万能アイテムとしておすすめです。

①まず、コンロの中心に新聞紙や固形燃料を組み、火おこし器をかぶせます。

②火おこし器の中に小さめの炭→大きめの炭の順で並べていきます。
大きめの炭を並べると きは、煙突状に揃えるようにしましょう。
また、炭を入れすぎると空気の通り道がなく  なってしまうため量を調整しながら入れることがおすすめです。

③火おこし器に入れた新聞紙や固形燃料に着火します。

④煙突効果で火力が上がり、完全に火が起きたらコンロへ炭を移動させます。

⑤まんべんなく広げて完了です。

上記で火起こし方法を4点ほど記載しましたが、これらの方法以外にも割り箸や牛乳パック、乾燥したまつぼっくりなどでも代用可能です。もし、現地で火起こしに必要なものが足りなくなってしまった場合などに活用してみると良いかもしれません。

炭の片付け方法

火起こしで十分な労力を費やし一仕事終えたような気にはなりますが、バーベキューの最後は片付けまできちんと行わなければいけません。
ゴミをまとめたり食器を洗ったりなどももちろんですが炭の片付けが大変だと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
炭は、水をかけるだけでは、不完全です。火事の原因にならないためにもしっかり要点をおさえていきましょう。

灰や炭の燃えカス

炭はある程度の時間をおくと、火が落ち着いてくるので水をかけるだけで十分だと思われがちですが、内部に熱が残っておりそのまま可燃性の高いものを隣接させてしまうと火事の原因となってしまう場合も。
また、灰や炭の燃えカスは自然に還ることができず、残しておくと美観も損ねるためしっかりとした処理を行いましょう。

火消し壺を使った後始末

使用した炭は「火消し壺」に入れて片付けると手間もかからず楽に処理をすることができます。
中に使用済みのものを入れて蓋をし、密閉状態で酸素を遮断。完全に冷めるまで自然冷却します。
しばらく放置し炭が消化して完全に冷めた状態になったら、残った炭が消炭として次回に再利用も可能です。

火起こしに最適な炭

黒炭

黒炭はナラ・クヌギなどの木材で作られており一番バーベキューに向いている炭です。特徴としては火付きが良く、立ち消えも少ない炭です。また、火力のコントロールがしやすいため初心者の方でも比較的扱いやすいでしょう。ただ、燃焼時間が短いため長時間のバーベキューではあまり適さない場合もあります。

マングローブ炭

マングローブ炭は「バーベキュー用木炭」として多くの店頭で取り扱われています。簡単に火がつきやすい炭ではありますが、燃焼時間が比較的早いので頻繁に継ぎ足しを行わなければなりません。その他の特徴として、リーズナブルな価格で入手しやすい。また、マングローブ炭は煙が多く、臭気があるのが特徴です。

オガ炭

オガ炭は、オガクズを材料にした炭です。火がつきにくいといったデメリットはありますが、一度つけてしまえば、火保ちが良いため頻繁に炭を継ぎ足さなくても火力が安定するし、後の手間がかかりません。また、高品質なうえにお手頃な価格で入手することも可能です。

注意点

着火剤の注ぎ足しは基本厳禁

着火剤は、補助燃料として用いられますが火が弱ったときなどの注ぎ足しに使用すると火が飛び散り火傷の原因になるためとても危険です。
着火剤には、メチルアルコールといった揮発性の高い引火しやすい成分が含まれており、爆発や大きな炎が発生したりなどの恐れがあります。
着火剤を使用する際は、裏面に記載されている使用上の注意を読みしっかり守りましょう。

やっぱり火起こしは誰かに頼みたい…そんな方には!

持ち物も現地の手間もかからない【出張サービス】

以上を記述しましたが、それでも時間や手間のかかる作業は極力避けたい方などいらっしゃるのではないでしょうか。
夏場のバーベキューでは熱中症の心配もありますし、無駄に汗をかきたくないなどの要望にお答えできるサービスがあるので活用するのも良いかもしれません。
BBQ王GROUPの出張サービスでは、火起こしなどの準備や後片付け、食材の提供もしているので、気になる方は公式サイトをご確認ください。
→BBQ王GROUP HP

まとめ

火起こしの仕方や注意点など、ある程度の理解を深められたのではないでしょうか。この記事の内容以外にも、手軽でスムーズに火起こしを行う方法はたくさんあります。
バーベキューを行う際には、予算や人数、所要時間を把握しその用途に合った方法で火起こしの準備や後片付けを行うと良いでしょう。
火起こしだけでなく、その他BBQに必要な道具に関してもこちらの記事で紹介していますので、是非ご覧ください。

参考URL

超簡単な火起こし方法!バーベキューやキャンプの焚き火もコレでOK


https://www.captainstag.net/outdoor-life/topics/chimneystarter-1
https://magazine.cainz.com/article/6797
https://hinata.me/article/1049871192853879848
https://www.bronco.co.jp/feature/special_topic/20180413_sumibi_hiokoshi/
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/200708/3.html
https://tg-uchi.jp/topics/5281

バーベキューは炭にこだわれ!炭のことをもっと知ろう!

AREA BBQ王のバーベキュー展開エリア

BBQ王は、出張バーベキューの実績を積み重ねて、
高品質なのにお得で安い料金設定を実現しました。
日本バーベキュー協会認定「上級BBQインストラクター」が
在籍しておりますので、BBQプロフェッショナルが安心・安全
のバーベキューをご提供します!

日本地図の画像