オシャレBBQの定番! BBQでアヒージョを作ろう!

ただ食材を焼くだけだったバーベキューの時代は終わり、今ではバーベキューでも様々な料理が作られるようになりました。
その中でも昨今の認知度の向上を受けてバーベキューでも盛んに作られるようになっているのがアヒージョです。
オシャレなスペインバルで食べられていたものが家庭でも普通に作られるようになっており、バーベキューでも定番のメニューとして定着しそうな勢いがあります。
とはいえまだまだアヒージョ未体験という方々も数多い状況。そこで今回はアヒージョに関するあれやこれやの情報とアヒージョのレシピに関してまとめてみました。
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【コラム記事:ただ食材を焼くだけじゃつまらない。盛り上がる料理シリーズ】
大人気のアヒージョって?
アヒージョってどんな料理?
そもそもアヒージョというのはオリーブオイルとニンニクで食材を煮込むスペイン南部の料理。「アヒージョ」という単語は「刻んだにんにく」のことで、スペイン本土ではアヒージョという単語単独の料理名は無いそうです。
使用される具材は海鮮から肉、野菜やキノコまで多種多彩。好みの具材を組み合わせることで自分に合ったアヒージョを作り出す楽しみもあります。
どうして人気?
2000年代に入ってバルと呼ばれるスペイン風居酒屋のブームがあり、そこで提供されたことからアヒージョが広まったと言われています。
美味しさはもちろんのこと、今ではアヒージョセットやアヒージョの素、レトルトのアヒージョが普通に販売されていることから手軽に作れることもアヒージョの人気を後押ししています。
アヒージョってバーベキューで作れるの?
上でも述べているように簡単に作れるアヒージョセットのようなものもありますし、そうでなくてもアヒージョは作るのがそう難しい料理ではないのでバーベキューでも安心して挑戦することができます。
スキレットを使って作ったアヒージョは見た目が非常にオシャレ。バーベキューでも映えを意識する必要が高まる昨今ではむしろ積極的に作っていきたいメニューと言えます。
アヒージョを美味しく作るには
オリーブオイルを使いこなす
オリーブオイルには大きく分けて「バージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」の2種類があります。これらをうまく使い分けることがアヒージョを美味しく作るコツになります。
「バージンオリーブオイル」はオリーブの実を搾ってろ過しただけのオイルで、オリーブオイル特有の香りや味わいが強いのが特徴。よく聞く「エキストラバージンオリーブオイル」というのはバージンオリーブオイルの中でも最高級グレードの品質を持ったもののことを指します。バージンオリーブオイルは作り手によって大きく個性が異なるため、お気に入りの一本を見つけるのも楽しいでしょう。
次に「ピュアオリーブオイル」はオリーブオイルを精製したものにバージンオリーブオイルを混ぜたもの。バージンオリーブオイルに比べて香りや味は控えめでマイルドなオイルとなっています。
一般的には加熱調理にはピュアオリーブオイル、そうでないならバージンオリーブオイルが適していると思われがちですが必ずしもそうではなく、強い香りがほしいのならバージンオリーブオイル、他の食材の美味しさを引き立ててほしいのならピュアオリーブオイルを使用するのが正解になります。
ではアヒージョに使用するのはどちらが正解かと言うと、好みもありますがオリーブオイルで煮込むことで染み出てくる食材の旨味を引き立てるという観点から、ピュアオリーブオイルの方が向いていると言えます。
出来上がったときにもう少しオリーブオイルの香りが欲しい時にバージンオリーブオイルを追加するようにしましょう。
残ったオリーブオイルを有効活用
アヒージョを食べたあとに残るオリーブオイルは食材の旨味がたっぷり染み込んで非常に美味しい状態になっています。
本場スペインでは必ずバゲット等とセットで提供されて、そのオリーブオイルを余すところ無く味わうのだそうです。
バーベキューでもバゲットを用意したりパスタを炒める油として再利用したり、捨ててしまうことのないように食べつくしましょう。
アヒージョを作るのに必要な道具
スキレット
バーベキューでアヒージョを作るとなると最も最適なのはスキレットでしょう。焼く、炒める、煮る、蒸すなどの全てがスキレット一つでできてしまいます。
アヒージョを作るのならスキレットの中でも深めのものを用意しましょう。アウトドアブランドはもちろんダイソーなどでも深めのスキレットを取り扱っています。
ダイソー公式通販サイト スキレット(直径20cm)
カスエラ
スペイン料理で使用される伝統的な素焼きの耐熱容器。スペイン料理のお店に行くと必ずと行っていいほど目にするので名前を知らなくても見たことがあるという方は多くいらっしゃると思います。
陶器製なのでスキレットなどに比べるとアウトドア向きとは言えませんが、出来上がった時の本格さはスキレットよりも上。高い保温性を誇るので熱々のアヒージョを楽しむ事ができます。バーベキューに持ち込む際は直火でも使用できるタイプが便利です。
美味しいアヒージョのレシピ
エビのアヒージョ
定番中の定番。エビを使ったアヒージョです。エビの旨味がしっかりと味わえる上に見た目にも豪華な一品です。
【材料】
■エビ・・・10尾
■にんにく・・・2片
■赤唐辛子・・・1〜2本
■ピュアオリーブオイル・・・200cc
■エキストラバージンオリーブオイル・・・少々
■パセリ・・・少々
■塩・・・少々
【作り方】
1)にんにくを薄切り、またはみじん切りにし、半分に切って種を取り除いた赤唐辛子と一緒にオリーブオイルに入れて煮る。
2)エビの殻を剥き、背わたを取り除いて塩を振っておく。
3)オイルににんにくの香りが移ったらエビを入れて煮る。
4)エビが完全に煮上がる前に火を止め、予熱でエビを仕上げる。
5)エキストラバージンオリーブオイルを加え、パセリをかける。
6)完成。
タコのアヒージョ
こちらも定番。タコを使ったアヒージョです。タコとアンチョビの旨味が溶け合って絶妙なハーモニーを奏でます。
【材料】
■茹でたタコ足・・・150g
■にんにく・・・2片
■赤唐辛子・・・1本
■アンチョビ・・・適量
■ピュアオリーブオイル・・・200cc
■エキストラバージンオリーブオイル・・・少々
■パセリ・・・少々
■塩・・・少々
【作り方】
1)にんにくを薄切り、またはみじん切りにし、半分に切って種を取り除いた赤唐辛子と刻んだアンチョビと一緒にオリーブオイルに入れて煮る。
2)茹でたタコ足を一口大に切る。
3)オイルににんにくの香りが移ったらタコと塩を入れて煮る。
4)タコが煮えたらエキストラバージンオリーブオイルを加え、パセリをかける。
5)完成。
マッシュルームのアヒージョ
マッシュルームを使ったアヒージョ。ワインの香りが鼻をくすぐるシンプルで大人っぽい味わいです。
【材料】
■マッシュルーム・・・1パック
■にんにく・・・2片
■赤唐辛子・・・1本
■白ワイン・・・適量
■ピュアオリーブオイル・・・200cc
■エキストラバージンオリーブオイル・・・少々
■パセリ・・・少々
■塩・・・少々
【作り方】
1)にんにくを薄切り、またはみじん切りにし、半分に切って種を取り除いた赤唐辛子と白ワインと一緒にオリーブオイルに入れて煮る。
2)オイルににんにくの香りが移ったらマッシュルームと塩を入れて煮る。
3)マッシュルームが煮えたらエキストラバージンオリーブオイルを加え、パセリをかける。
4)完成
鶏もも肉とじゃがいものアヒージョ
魚介類やきのこを使ったアヒージョが多いですが、良い出汁が出るという点で鶏もも肉も適しています。じゃがいもも一緒に入れて食べごたえのあるアヒージョを作りましょう。
【材料】
■鶏もも肉・・・200g
■じゃがいも・・・150g
■にんにく・・・2片
■赤唐辛子・・・1本
■ピュアオリーブオイル・・・200cc
■エキストラバージンオリーブオイル・・・少々
■パセリ・・・少々
■塩コショウ・・・少々
【作り方】
1)にんにくを薄切り、またはみじん切りにし、半分に切って種を取り除いた赤唐辛子と一緒にオリーブオイルに入れて煮る。
2)もも肉とじゃがいもを食べやすい大きさに切る。もも肉には塩コショウを振っておく。
3)オイルににんにくの香りが移ったらもも肉とじゃがいもを入れて煮る。
4)もも肉とじゃがいもが煮えたらエキストラバージンオリーブオイルを加え、パセリをかける。
5)完成。
まとめ
アヒージョは様々な食材を使用できる懐の深さが最大の魅力。バーベキューで使用する食材を流用すれば余分な食材を用意する必要もありません。
好みの食材の組み合わせを見つけ出して、バーベキューに欠かすことのできない自分だけのアヒージョを見つけ出してみてください。
参考サイト
https://shop.nisshin.oilliogroup.com/shop/pages/column_200611_2.aspx