夏よりも冬? 冬のバーベキューが熱い!
バーベキューといえば夏。夏といえばバーベキュー。そう言って過言ではないほどバーベキューといえば夏の定番アウトドアのイメージがあると思います。しかし昨今冬のキャンプが大流行しているように、冬に開催するバーベキューには夏とは違う魅力が存在します。一度知ってしまえば病みつきになってしまう冬のバーベキューの魅力をお伝えします。
目次
夏とは一味違う。冬のバーベキューのススメ
暑くない
夏の最大の魅力にして最大の難点は「暑いこと」。
吹き出す汗をいとわずに肉を焼き、仲間とみんなで楽しむのがバーベキューの醍醐味、という強者もいると思います。
ですが一般的にはやはり汗だくになることは不快感を伴うものですし、そんな暑い中では食欲も落ちてしまいます。
しかし冬のバーベキューであればその心配はいりません。暖かい服に身を包んでコンロの火と食材の熱さを実感しながらバーベキューを楽しむことができます。
夏の暑い日差しや高温による熱中症の心配もいりません。
虫が少ない
バーベキューに限らず夏のアウトドア最大の敵は蚊を始めとする大量の虫。
対策をしっかりしても気づけば結構刺されていたりしますし、食材にたかろうとするハエの鬱陶しさはたまったものではありません。
しかし冬のバーベキューであればそもそもからしてそういった虫が圧倒的に少ないので、夏よりも快適にバーベキューを楽しむことができるのです。
冬が旬の食材が美味しい
夏には夏の旬の食材がありますが、冬には冬の旬の食材があります。
タラやアンコウ、牡蠣といった魚介類から芋や白菜などの葉物野菜まで、冬こそ美味しい食材を使った冬のバーベキューならではのメニューを楽しむことができます。
人が少ない
何度も言うようにバーベキューが最も盛り上がる時期は夏です。
ですので夏にバーベキューの予約を入れようとするともうすでに予約がいっぱいだったり、予約していざ現地に行ってみると人でごった返していたりすることが多々あります。
しかし冬にバーベキューをしようとする人はそう多くはないため予約も取りやすく、場合によってはほぼ貸切状態なんていうラッキーもあるかもしれません。
食材の管理が楽
夏場は食材の管理に非常に気を使います。クーラーボックスに氷や保冷剤をいっぱい入れても夏の暑さに負けて食材が傷んでしまうことも。
ですが冬であれば食材の管理は夏に比べて遥かに楽になります。
冷たい飲み物が欲しい夏とは違い、冬のバーベキューでは温かい飲み物も重宝されるため、現地でお湯を沸かして作ってしまえば飲み物の保温を考える必要もありません。
火の暖かさが実感できる
夏と冬のバーベキューの最大の違いは火のありがたさが実感できること。
夏はどこにいても暑いのでせめて火からは距離を取りたくなるものですが、冬のバーベキューでは火の暖かさを求めて自然とコンロの周辺に人が集まります。
夏よりも近い距離が仲間の絆をより深くしてくれるかもしれません。
星がよく見える
冬は空気中の塵が少なく空気も乾燥しているため、星空が他の季節よりもきれいに見えます。
街から離れた場所にあるバーベキュー場であれば明かりを抑えれば都会では見れない美しい星空を鑑賞できるかもしれません。
冬のバーベキューの注意点
寒い
夏のバーベキューの最大の魅力にして最大の難点が暑いことなら冬のバーベキューの最大の魅力にして最大の難点は当然寒いことです。
冬のアウトドアは思っている以上に寒さがきついもの。寒さ対策をしっかりしていないとバーベキューを楽しむどころではありません。
当日の気温予報を確認したり、普段生活している圏内ではない離れたバーベキュー場に行くならば現地の状況もしっかり把握しておきましょう。
標高の高いところにあるバーベキュー場などは夜間信じられないほど気温が低下する場合があるので注意が必要です。
夏とは勝手が違う
夏のバーベキューの経験が豊富な人であっても冬のバーベキューはちょっと勝手が違うもの。
用意する道具も注意する点も違いますし、郊外や山の中にあるバーベキュー場ではそこにたどり着くまでの路面状況なども夏と冬では異なってきます。
当日慌てることのないように事前の準備を念入りにしておきましょう。
食材が冷めやすい
冬場は夏と違って焼いた食材や完成した料理があっと言う間に冷めてしまいます。食べる速度以上に焼き過ぎないように気をつけると同時に、炭の量を調節して火力を落とした保温用のスペースをコンロの一部に作っておくと便利です。
空気が乾燥。火の扱いに注意!
冬場は空気が乾燥し、火事になりやすい季節です。バーベキューにおいても夏以上に火の取り扱いには注意しましょう。
特に怖いのは枯れ葉の山。乾燥しきった枯れ葉は驚くほど簡単に火がついてしまいます。
コンロから飛んだ火が引火したりしないように現地に到着して枯れ葉が多い時は安全のためにコンロを置く周辺から枯れ葉を除去することも重要です。
冬のバーベキューに最適な服装
【コラム記事:お洒落に楽しもう! BBQ服装選び 季節別コーディネートもご紹介】
【コラム記事:バッチリキマる! 冬バーベキューの服装はこれだ!】
寒さ対策を万全に
冬のバーベキューでは寒さ対策が何よりも重要です。中途半端な防寒具では寒さに震えながらバーベキューをする羽目になってしまいます。
余分に着込んで行って暑ければ少し現地で脱ぐ、ぐらいの感覚で用意しましょう。
マウンテンパーカーなどの冬のアウトドア用アウターはもちろんですが、発熱性の機能性素材を使用した薄くても暖かいインナーを着込むのも重要です。
手袋やイヤーマフ、ブランケット、帽子なども用意しましょう。足元を冷やさないように暖かい靴を履いたり、カイロを靴に仕込んだりするのも有効です。
難燃性を考慮しよう
暖かさばかりではなく難燃性もしっかり考慮しましょう。バーベキューではコンロから火の粉が頻繁に飛ぶもの。燃えやすい素材の衣服では簡単に穴が空いてしまったり、最悪の場合は火が服に燃え移る危険性すらあります。防寒性と難燃性を両立したアウトドアウェアは多くありますので機能のしっかりとしたものを選びたいところです。
動きやすさを考えて
寒いからと言ってまん丸になるまで着込んでしまってはバーベキューをするのに不向きな服装であると言えるでしょう。現地で準備や後片付けで動き回ったりすることを考えて、その服装が動きやすいかどうかも考慮しておきましょう。
高価な服はやめておくべき
バーベキューに限らずアウトドアではあまり高価な服はオススメできません。一度バーベキューに行けば煤が付き火の粉が飛び煙にいぶされて匂いが付いてしまいます。これからずっと長くアウトドアのみで使用していこうと思って買ったものであるならば別ですが、普段着でも着たいと思っているものであったりオシャレだからと着て来ただけのものであったなら、その服が台無しになってしまう可能性があります。
汗対策
夏ではないのでそこまで気にすることはないと思いますが、汗をかいた場合の備えもしておくべきでしょう。準備をするため動き回ったり火を起こしたりして思っていた以上に汗をかいてしまった、という場合もあるかもしれません。そうなると冬の冷気にさらされて汗が一気に冷えてしまうので、念の為着替えを少し用意しておきましょう。吸湿速乾性のインナーを着るのも有効です。
冬のバーベキューにオススメのアイテム
ブランケット
冬のキャンプの必需品であるブランケットは寒さ対策の王道アイテム。羽織る、膝にかける、椅子に敷く、首に巻くなど使い方は色々。火の近くで使うのであればもちろん難燃性の高い素材を使用したブランケットを選びましょう
暖房器具
夏では考えられないアイテムですが、冬のバーベキューであれば非常に重宝するのが小型のストーブ。灯油を使用するタイプであれば暖かさも十分です。電源が使用できる環境であるならば電気ストーブなども有用です。
カイロ
寒い時最も汎用性の高い基本アイテム。貼るタイプのカイロを首やお腹、足などに貼っておけばそれだけで寒さをぐっとやわらげることができます。
風よけ
サイド付きのタープなど冬の冷たい風から守ってくれる風よけがあれば冬のバーベキューも快適に過ごせるでしょう。ストーブやコンロを中に入れる場合は火や一酸化炭素中毒などに注意して換気されるように隙間を空けておきましょう。
寒い季節に最適なバーベキューメニュー
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鍋
冬のバーベキューで最も手軽に楽しめるメニューはなんと言っても鍋料理でしょう。冬は鍋に向いた野菜や魚介類が旬を迎える季節。好みの具材を使用した鍋をみんなでつつけばワイワイと会話が盛り上がります。凝った調理をしなくても十分美味しいというのがアウトドア向きです。
グラタン
スキレット一つあればアウトドアでも簡単にグラタンを作ることができます。チーズの良い香りが漂う出来たて熱々のグラタンは子供も大人もテンションが上がること間違い無し。お好みの具を入れて楽しみましょう。
牡蠣
冬に旬を迎える牡蠣。冬のバーベキューであればそんな旬の牡蠣を思う存分楽しむことができます。まるで牡蠣小屋のように牡蠣を殻のまま焼いてレモンや醤油、ポン酢をかけてそのまま口に。シンプルで究極の贅沢です。
チーズフォンデュ・チョコレートフォンデュ
チーズフォンデュやチョコレートフォンデュも冬のバーベキューで盛り上がることのできるメニューです。温かいチーズやチョコレートを思い思いの具材に付けて食べれば体がじんわりと暖まります。見た目も含めて楽しいメニューなのでお子さんも大喜び。
アヒージョ
最近人気のアヒージョも冬のバーベキューには最適なメニュー。魚介類から肉、野菜類まで様々な食材を使用することができます。スーパーなどに行けば簡単に作れるアヒージョセットなども売られており、アウトドアでも特別な道具を必要とせず簡単に作れる上、好みの具材を使用できるバリエーションの豊かさもあって人気があります。ニンニクや鷹の爪を使用する点も寒い冬にぴったりです。
豚まん
冬になればコンビニなどに並ぶ豚まん。この豚まんもキャンプなどでは定番のメニューです。蒸し直したり温め直したりするのももちろんありですが、アウトドアで定番の豚まんの食べ方はホットサンドメーカーで挟んで焼くこと。通常の形から潰れてはしまいますが、表面が焼き餃子のようにカリッとしながら中身はふわっとした独特の食感になります。
ホイル焼き
ホイル焼きも手軽で美味しくできる定番メニューです。好きな具材をアルミホイルに包んで蒸し焼きにするだけなので初心者でも簡単に作ることができます。完成してアルミホイルを開けた時に湯気と一緒に一斉に香りが放たれるのがホイル焼きの醍醐味。熱々なので冬に食べるメニューとしても最適です。
焼き芋
日本の冬の風物詩とも言える焼き芋。出来たての焼き芋を冬のバーベキューで食べることができたら最高ですよね。焼き芋はバーベキューコンロで作ることができますが、完成するまでに時間がかかってしまいます。バーベキューや他のメニューを食べながら並行して焼き芋を作るといいでしょう。もっとこだわりたいという人は焼き芋用のグッズを使用するのもいいかもしれません。
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まとめ
冬のバーベキューには夏のバーベキューとは全く違った良さがあります。冷たい空気の中で気の合う仲間と一緒に火を囲んで温かい料理を食べるのは、他では得られない冬のアウトドアならではの醍醐味と言えるでしょう。防寒対策をしっかりとして、一度冬のバーベキューを楽しんでみてください。
参考サイト
https://hinata.me/article/786464315243240312
https://ie-men.jp/play/hobby/1679
https://kurashi-no.jp/I0024275
https://tenki.jp/indexes/dress/column/m_takizawa/2022/01/31/30887.html
https://dbbq.info/blog/?p=876
https://okazu3939.site/fuyu-camp-goods
https://bbqhack.net/s/pref40/kodawari09/