お手軽簡単。ベランダでバーベキューを楽しもう!
バーベキューをしたいけれど準備が大変。バーベキューをしたいけれどあまり人の多いところには行きたくない。バーベキューは好きだけれどバーベキュー場は好きじゃない。
様々な理由でバーベキューをするのを躊躇している人にオススメしたいのがベランダバーベキューです。
自宅のベランダで楽しむ「ベランピング」が流行っているように、この時代ベランダで行うバーベキューも急速に市民権を得ています。
そこで今回は手軽で楽しいベランダバーベキューについてまとめてみました。
庭で行う庭バーベキューについての記事はこちらから
【コラム記事:夏は自宅で楽しむ!庭バーべキューのススメ】
目次
ベランダバーベキューって法的に大丈夫?
ベランダバーベキューと聞いて多くの方が真っ先に気にする点は「違法ではないか」というところだと思います。結論を先に行ってしまいますとベランダバーベキューは「違法ではありません」。
ただしバーベキューの際に火の不始末で火事になったり、騒音や臭いなどでご近所トラブルに発展する可能性は十分にあります。きちんとしたマナーと節度を持ってベランダバーベキューを行うようにしましょう。
ベランダバーベキューのメリット
手軽にできる
そもそもベランダでバーベキューする必要ある? という方のためにベランダバーベキューのメリットをご紹介します。
まずは何よりも手軽であるということ。バーベキュー場で実施するバーベキューは事前準備や道具の運搬、現場での準備から調理、片付けに至るまでやるべきことがたくさん。
家族だけでするならまだしも、そうでないなら参加者全員のスケジュール調整なども発生してきますから、決して手軽とはいえない手間暇が必要になります。
ですがベランダバーベキューであればその労力の多くを省くことができます。手軽に楽しめるイベントという点で、ベランダバーベキューは非常に優れていると言えるでしょう。
凝った料理が作れる
アウトドアブームによってキャンプなどでも凝った料理を作ることは一般的になってきましたが、とはいえ道具が何も無いという状態では中々料理のレパートリーを増やすのは難しいもの。
ですがベランダバーベキューであれば家にある調理器具を使用できますのでその問題は解決します。普段作らないようなアウトドア向けの料理を作れば子供も大人も新鮮な体験ができるでしょう。
【コラム記事:ただ食材を焼くだけじゃつまらない。盛り上がる料理シリーズ】
食材や道具の管理が楽
先程も言ったように普通のバーベキューでは道具の用意や運搬が非常に大変。そして生肉などの生鮮食材を管理するのにも気を使います。
ですがベランダバーベキューであればそもそも家にいるので運搬の手間は全く必要ありませんし、食材に関しても家の冷蔵庫を使用できるので傷んでしまう心配はありません。
ベランダバーベキューのデメリット
非日常感は少ない
ではベランダバーベキューにデメリットがないかというと残念ながらそんなことはありません。まずは何より非日常感を味わいにくいということ。
バーベキューに限らずアウトドアというのは普段の暮らしから抜け出して身も心もリフレッシュするのが最大の醍醐味。ですがその点に関してはベランダバーベキューはあまり期待できません。
いつもと違った変わったことをしているのは間違いないのですが、どうしても住み慣れた家でとなると新鮮さは欠けてしまいます。友人の家などよそのお宅で行うことで多少は改善されますが、アウトドアのあの開放感は味わうべくもありません。
狭い
次のデメリットとしては狭いこと。広々としたベランダをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、一戸建てであれ集合住宅であれ、一般的な日本の住宅ではベランダはそう広くはありません。
狭いスペースで無理にバーベキューをしても火気などに気を使いますし、そんな状態で楽しむのは中々に困難。事前にコンロのサイズなどを想定してベランダバーベキューに十分な広さがあるか確認しておくのを忘れないようにしましょう。
ご近所トラブルに発展する可能性
ベランダバーベキュー最大のデメリットがこちら。ベランダバーベキューで発生する煙、臭い、騒音。普通のバーベキュー場であれば問題ありませんが、住宅地となるとそうはいきません。
楽しいバーベキューがご近所トラブルの火種となってしまわないようベランダバーベキューの注意点を見ていきましょう。
ベランダバーベキューの注意点
一戸建ての場合
■煙・臭い
一戸建てと言っても近所との距離が近い場合はしっかりと煙と臭いに気を使わなくてはいけません。
焼肉店に行って付着した臭いが中々取れないように、バーベキューの臭いがご近所の洗濯物に移ってしまえば当然問題になります。煙で燻されてしまえば衣類自体も傷んでしまうでしょう。
近所との距離はもちろんのこと、風向きや風の強さにも留意して、ご近所に迷惑がかかりそうなら無理にバーベキューをするのはやめておきましょう。
■騒音
楽しいバーベキューで盛り上がってついつい騒いでしまったり、お気に入りの音楽を大音量でかけてしまったり。住宅地であることを忘れて騒音を発生させてしまっては当然問題になります。
夜遅くはもちろん論外ですが、早目の時間でも夜勤の仕事の人が近所にいれば大変な迷惑になってしまいます。
常識的な時間内でバーベキューを行うこと、ベランダといっても屋外であることを忘れずにボリュームは抑えることを忘れないようにしましょう。
集合住宅の場合
■管理規約を確認
集合住宅の場合は一戸建てよりも一層気を使う必要があります。まず何よりも真っ先に確認すべきは管理規約の内容。
ここにバーベキューを禁止する規約があるのに気づかずバーベキューを行えば、最悪管理会社側から今住んでいる場所を追い出される危険性すらあります。
そもそも集合住宅におけるベランダは専有部分のようで実際は共有部分。ですのでバーベキュー可能な物件のほうが圧倒的に少ないと思っていてください。
■距離が近い
もしバーベキュー可能な物件に住んでいたとして、集合住宅は一戸建てに比べて当然のことながら隣近所との距離は近くなります。そのためちょっとした臭い、煙、騒音でも大きな迷惑になってしまう可能性が出てきます。
しかも立ち上る臭いと煙は真上の階を直撃するので、左右だけでなく上にも気を使わなくてはなりません。上下階含めて人に囲まれているという事実を忘れないようにしましょう。
ベランダバーベキューのコツ
目隠しをする
ベランダバーベキューを無事開催できることになったとして、ベランダに立ってみるとわかりますが割と近所の人や通行人の目が気になるもの。そこでベランダバーベキューの際には外の目線を遮る工夫をしましょう。
その際にタープやテントなどを使用すれば疑似キャンプ体験ができて一石二鳥です。
凝った料理を作る
食材の保存に気を使わなくて済む、家の台所が使用できるといった利点を活かして、ベランダバーベキューでは凝った料理を作ってみましょう。
それも普段の料理ではなく実際にキャンプに来ているようなメニューにするのがオススメ。足りない非日常感を特別な料理で補いましょう。
【コラム記事:簡単おいしい!バーベキューオススメレシピ】
事前に近所に根回しをする
近所に迷惑がかかる可能性を考慮して、事前にバーベキューをする旨を伝えて挨拶をしておくというのは非常に有効です。面倒だとはと思いますが避けられるリスクは避けるのが最善です。
あるいは海外のようにバーベキューにご近所さんも招待してしまいましょう。ワイワイみんなでバーベキューをすれば地域交流も深まります。
迷惑のかかりにくい道具を使用する
ご近所への迷惑対策として、無煙グリルなどを使用することで煙や臭いを抑えるようにしましょう。炭を使わなければ煙もかなり抑えることができます。
あるいはバーベキューをするスペースを完全に囲って煙や臭いを外に漏らさないようにするという手もあります。その際にはくれぐれも換気は徹底して一酸化炭素中毒などにご注意を。
ベランダバーベキューのオススメアイテム
無煙グリル
バーベキューの際には油煙と呼ばれる肉の油などが溶け出した煙が発生し、それが臭いの主な原因となります。ですので油煙の発生を抑えることができれば、煙と一緒に匂いが移る心配も軽減されるのです。
そこで活躍するのが無煙グリル。その名の通り煙が出にくいグリルのことで、電気式、ガス式、赤外線式など、様々な種類があります。煙が出にくいのでベランダバーベキューだけでなく室内での焼肉や焼き魚でも活躍してくれます。
・【赤外線式】エムケー精工 ヘルシーグリル(HG-100K)
・【ガス式】イワタニ カセットガス スモークレス焼肉グリル“やきまるⅡ”
・【電気式】ピーコック 電気焼肉器 WY-D120
目隠しアイテム
外からの視線を遮ってくれるアイテムは落ち着いてベランダバーベキューを楽しむための必需品。タープやサンシェード、すだれなどを使ってオシャレに目線を防ぎましょう。
100均アイテムを活用しよう
ベランダバーベキューでも大活躍してくれるのが100均アイテム。ちょっとしたバーベキューに最適なアイテムが多数取り揃えられているので、バーベキューをするならまずは除いてみることをオススメします。
【コラム記事:バーベキューをするならダイソーに行くべし!】
まとめ
ベランダバーベキューは手軽で楽しい半面、注意しなくては大きなトラブルに発展しかねない危険をはらんでいます。ご近所に迷惑にならないよう工夫しながらベランダでバーベキューを楽しんでください。
参考サイト
https://my-best.com/120